へそストローのブログ

尿膜管膿腫で入院した体験記のブログです

尿膜管闘病記⑪ ~ドレーンを抜いたら水浸し~

ドレーンの穴から水浸し!

 

◆12/11金曜日
久しぶりにぐっすり寝て、朝6時半くらいに起きる。

寝汗をかいていた。寝汗をかくのは久しぶりのことで、回復してきたかもと感じる。


ベッドの上り降りもかなりスムーズになってきた。

朝は大荒れの天気。

朝の回診で、脇腹に刺さっていたドレーンを抜いてもらえる。

お腹に刺さっているドレーンをどうやって取り除くのかと心配していたが、単純に引き抜くだけとのこと。

仮にもお腹に刺さっているものなので、引き抜くとき、とても痛いのではないかと心配していたが、全く痛くなく、するするっと抜ける。

見ていた妻の話では、そこそこの長さが、お腹から出てきたとのこと。

ドレーンが抜けてとても嬉しい。ドレーンは、歩くときも寝るときもすごく邪魔だった。

また、一時的に点滴が外される。

点滴もない状態で、ドレーンもとれて、気分爽快で散歩する。病棟の廊下だけど。


それでも、やはり、お腹の痛みへの恐怖で猫背になってしまう。
そんな格好で散歩してると、先生に会う。『もう少し背筋伸ばして!』と、冗談っぽく声をかけてくれた。
先生にそう言われると、背筋を伸ばしても大丈夫な気がして、背筋が伸びる。
入院後、初めて、しっかり腕を振って、背筋伸ばし気味で歩くことができた。

初のお通じ。例のおちんちんの裏から肛門にかけての痛みは、木曜日(昨日)の夕方辺りからなくなってきていたので、特に痛みもなく排泄できる。

 

色々と回復してきた!
「そろそろ点滴も終わりにしてもらえるのでは」と期待していたが、まだ手術の傷口の炎症が治まっていないとのことで、点滴は続行らしい。

点滴は残念だったが、ドレーンが取れてかなり快適になる。


入院後初めて、病院の1階にある売店に出かける。常温のアクエリアスと、大学ノート、シャープペンシルを購入。


小一時間くらい、大学ノートに仕事関係のこととか色々を書いてみるが、まとまらない。全然、気が乗らない。コーヒーが飲みたくなる。

天気が急に良くなってくる。この時期には珍しく、外の気温は24度まで達したらしい。実感は皆無。どうでもよい。

昼から全粥になる。うれしい。

昨日は、お昼ごはんが3分粥で、夕飯が5分粥だった。全粥になると、ご飯を食べてる感が出てくる。

昼過ぎ頃。
気がつくと、ズボンとパンツの右脇が濡れている。ドレーンが刺さってた穴から水が漏れていたのだ。
ドレーン穴のガーゼを変えてもらう。
また、夕方頃にも、水漏れでガーゼがびっしょりになってしまい、ガーゼを替えてもらう。


夕飯、さすがにお粥は飽きてくる。
夜、妻と一緒にまた売店へ。ラウンジでぶらぶらしたりする。
少しお腹が痛くなり病室へ戻る。

夜の抗生剤の点滴が終わり、点滴の針が刺さった腕にサランラップを巻いてもらい洗髪へ。
忙しい看護師さんに、サランラップをお願いするのは気が引ける。

この日は自分でシャンプーもできた。満足。

夜。
お腹のガーゼを替えてもらって就寝。

 

消灯後の夜中、見回りの看護師さんにまた、ドレーンの穴のガーゼを替えてもらう。水漏れが激しいので、お腹にオムツを当ててもらうことになった。

 

結局、この日は3回もドレーンの穴にあてたガーゼを替えてもらい、最終的にはオムツまであてることになってしまった。